キャプテン翼 ◎◎灼熱の中南米カップ ◎◎

日向小次郎を中心とした日本イレブンが、コロンビア・パラグアイ・チリ・ペルーなど中南米の個性豊かなチームやライバルと対戦するオリジナルストーリーです!

2021-08-01から1ヶ月間の記事一覧

中南米カップ 第21話

■アディショナルタイムの攻防 そんな後半戦もスコア1対1のまま後半戦は45分を経過、あとはアディショナルタイムを残すのみとなっていた。残り時間ごくわずかでの中盤でのゾーンプレス合戦、この極限の状況の中で力を示したのはやはりこの男、中盤のコンキス…

中南米カップ 第20話

■"SGGK"の由縁その後、チリの攻勢はさらにその激しさを増していた。フルスロットルのはずのゾーンプレスは後半戦も30分以上経過しているにもかかわらず、さらにその激しさを増している。一方の日本はさすがに疲れの色が見え始めている。ゾーンプレスは仕掛け…

中南米カップ 第19話

■嵐の大地の荒くれ者そんな後半25分、またしてもチリの中盤から前線へのパスが高々と供給される。そして、またしてもアギラールが日本ディフェンダーを押しのけてジャンピングボレーの体勢に入る。「いい加減に堕ちやがれ、ワカバヤシ!!」叩きつけるよう…

中南米カップ 第18話

■名君&暴君 前半終了直前に1点を奪い流れに乗るかと思われた日本だったが、後半投入の暴れん坊アギラールのファーストプレーとその存在感は試合の流れをチリへと引き戻すのに十分なものだった。 中盤では、アギラールの加入によって中盤に専念する事が出来…

中南米カップ 第17話

■チリの復権ピイィィィ――――――――――――!!「さぁー、いよいよチリvs日本、後半戦が始まりました。」とアナウンサー。彼は更に続ける。「チリは選手交代があったようです。FW xxx君に代わって、FWアレハンドラ・アギラール君、背番号99。身長194cm、体重99kg、…

中南米カップ 第16話

■パタゴニアの暴れん坊前半を終えたチリの控室は重苦しい空気に包まれていた。終始試合を優勢に進めながらも最後の最後で1点のビハインドを負ってしまった精神的ダメージは思いのほか大きい。ガコッ!とロッカーを拳で叩いて悪態をつくガッティ。「クッソー…

中南米カップ 第15話

■最後の1ピース「弓倉さんのこのプレイは...」日本ベンチでも弓倉のプレイに対する懐疑の念が高まるが「いや、だんだんタイミングが合ってきてる。このプレイはもしかしたら日本の中盤攻略の最後の1ピースになるかもしれないぞ。」と井沢がつぶやく。そん…

中南米カップ 第14話

■格好悪くても...体の痛みのせいか屈辱のせいかなかなか立ち上がれない弓倉に松山が駆け寄り「大丈夫ですか?」と手を差し伸べる。弓倉は起き上がりながら「サンキュー、松山。」と言った後に「この試合、キャプテンもトップ下もお前の方が適任かもしれない…

中南米カップ 第13話

■堕ちたエース葵の鮮烈なドリブル突破と日向の豪快なロングシュートを契機にペースを取り戻しつつある日本イレブン。中盤で持前のキャプテンシーを発揮する松山を中心に、チリの強力な中盤の攻勢に対しても徐々に互角に近い攻防を繰り広げるようになっていた…

中南米カップ 第12話

■反撃へのムチャぶり!?「もらったぞ、ワカバヤシ!」ビジャーロの右足が鋭く振り下ろされる。と、そこに肉食獣のような獰猛で俊敏な一筋の影がビジャーロの足元をよぎる。「なにイ!?」日向である。フォワード日向のスライディングタックルがビジャーロを…

中南米カップ 第11話

■中盤のコンキスタドールチリVS日本、怒涛の3分間以降は一方的な展開が続いた。試合の流れを掴んで勢いに乗るチリと浮足立ち後手に回る日本。ディフェンスラインを上げて中盤に数的優位を作り出し激しいプレスをかけ続けるチリに対して、チリの激しいプレス…

中南米カップ 第10話

■ファーストインパクト数秒後。ピイィィィ――――――――――――!!ホイッスルが鳴り響き「さあ、いよいよ日本ボールで試合が始まりました!」とアナウンサーが告げる。そして日向がセンターサークルのボールをチョンと若島津へ渡す。いよいよ試合開始である。と、そ…

中南米カップ 第9話

■開幕戦!チリ vs 日本波乱含みの開幕フェスから明けて2日後。メキシコシティにあるサッカースタジアム、エスタディオ・アステカ、別名アステカスタジアム、世界最大級の収容人数を誇るこのスタジアムにて、中南米カップ開幕戦、チリvs日本の試合が始まろう…